癌(がん)の諸症状改善の症例

■子宮頸部異形成:30代女性
■舌癌の放射線・抗がん剤治療に併用の症例:50代男性
■膵臓腫瘍の疑いの症例:60代女性
■肺がん手術後の症状緩和と再発防止の症例:70代女性
■食道がんの抗がん剤治療経過中の症例:70代男性
■良性の脳腫瘍の症例:20代男性
■卵巣癌の腹腔内転移の症例:40代女性
■原発性肝がんの症例:60代女性

■子宮頸部異形成
30代女性 3カ月前に子宮頸部異形成の前段階と言われる。今回検査するとクラス2(CIN2)になっていると言われ来院される。舌は平均よりも赤く(紅舌といいます)、脈は力があり幅がある(洪やや弦脉)、足の陽明胃経上に熱感がつよい。生活上では仕事のストレスがつよい、甘いものをよく食べるなどを考え合わせて、「肝鬱気滞・湿熱下注」との見立てで鍼をしました。
週に1~2回の鍼により舌の赤味は徐々に改善され、脈も落ち着いてきました。また足の熱感もかなり改善しました。2か月後の検査でほぼ正常の状態になり半年ごとの検査で経過観察になりました。
頸部異形成は自然治癒することもあるので鍼の効果があったとはいえませんが、舌、脈、体表の状態が大きく変化したことで炎症傾向が改善したと考えられる症例です。

■肺がん手術後の症状緩和:70代女性
右肺の原発癌を摘出する。入院で足腰が弱り、歩行が困難となる。また肺活量の減少で少し動くと息切れがし、足も腎機能の低下でむくみが強い。腹部打鍼の治療と足への施灸および自宅での毎日の灸により、半年ほどで歩行が楽になり、むくみ、呼吸状態も良くなる。2年経過するが再発もなく、経過は順調である。

■悪性リンパ腫:40代男性
初夏の頃、風邪をひいて咽痛だけが残る。特に右側が腫れて痛み、生検にて悪性リンパ腫の疑いと言われる。7月下旬に診断確定でステージ中等度・週単位の進行と言われる。抗がん剤治療を開始。11月末に子ガン剤治療を終了して腫瘍は消失して経過観察となる。
抗がん剤治療の直前より鍼治療を開始。つよい炎症がのどにあるので手のツボに熱をさます鍼をし、背部にやはり熱をとる鍼を行う。週に2回の鍼を継続していた。
一年後も再発なく元気に過ごしている。

■舌癌の鍼治療の併用による消失、食道腫瘍の消失:50代男性
遠方のため、週に一度の治療で来院ごとに2回治療を行う。舌の付け根に癌を発症。放射線治療と抗がん剤治療を行いながら、鍼治療を開始する。炎症が非常に強く、また西洋医学の治療による副作用で疲労感、舌焼けるような痛みがあったが、炎症を緩和し、体力を補う鍼治療により、副作用も軽減する。治療後には舌を切除する予定だったが綺麗に癌が消失したので手術は必要なくなる。また経過中に食道に小さな腫瘍が現れたがこれは自然と消失した。現在、再発を予防するために二週間に一度治療を継続している。

■膵臓腫瘍の疑い:60代女性
仕事の忙しさから飲酒の量が増え、倦怠感があり、体重が10キロ以上減少してくる。病院での検査で、腫瘍マーカーが高く、膵臓腫瘍の疑いを指摘されて鍼治療を開始する。3ヶ月ほどの治療にて、倦怠感はとれ、体重は少しづつ増加し、腫瘍マーカーは正常となり、MRIでの画像も正常であった。確定診断前に鍼治療を集中して行い、病状が回復した症例です。

■転移性腹膜播種の消失と寛解:40代女性
ひどい貧血を訴え、病院検査にて、両方に卵巣癌が見つかり摘出手術を行う。癌細胞は腹腔に残り、抗がん剤による治療を開始する直前から、鍼治療を始める。遠方であったので週に一回、来院ごとに2回の治療をする。腫瘍マーカーCA19-9は8月に1061、CEAは9月に37.8と非常に髙値だった。抗がん剤治療をすると貧血が強くなり 、倦怠感がつよく何も食べれなくなる為、1ヶ月に2回のところ1回の治療となっていた。鍼治療では強い「気虚・血虚」として丁寧な鍼を行う。毎回、治療直後に弱っていた脈力は強くなり、倦怠感も改善し、食欲も直後から出てくる。6ヶ月の鍼治療後、抗がん剤は実際に5回(予定では12回)行い、CA19-9は36.3、CEA1.9で共に腫瘍マーカーは正常値になる。倦怠感は抗がん剤治療後は非常に強くなるが鍼治療後じは大きく改善される。現在4年が経過し、PET検査にても腫瘍の反応はなく、現在仕事にも復帰し、元気に過ごしているが、再発防止のため1か月に1回の鍼治療を継続している。鍼治療が抗がん剤の副作用を抑えて改善した症例と考えています。

■食道がん消失の症例:70代男性
食道がんが縦郭への転移も含めて見つかる。手術はできないと言われ放射線治療後に抗がん剤での治療を始める。鍼治療も希望して来院する。身体をみると背部に異常に熱くなっている範囲があり、同時に脈は弱く、舌・症状から体力が大きく低下している状態であった。治療は背部のつぼに炎症をとる鍼をごく軽く行い、足の体力をつよくするツボに鍼治療を行った。週に2回の治療を3か月行い検査すると縦郭への転移・食道がんの腫瘍はかなり小さくなっていた。更に6カ月治療を行い、腫瘍はほぼ退縮した。抗がん剤も効果がでているが、病院ではこれだけ縮小したのは初めてであると言われた。抗がん剤でがん細胞を攻撃すると同時に免疫が低下するが鍼治療で癌の炎症傾向を治療し、免疫をフォローした結果、腫瘍が縮小したものと思われる。癌の鍼灸治療に効果があるのかはエビデンスはないが、少なくとも体力を増強する働きはあると考えている。抗がん剤は免疫を抑制するので、免疫を上げることができれば本症例のように腫瘍が縮小することもあると考えている。

■良性の脳腫瘍
20代男性右目の後方に直径5センチの腫瘍ができる。部位が視神経を絡んでいるので摘出不可能といわれる。来院時、右目失明、左半身不随。⇒紅舌。脈弦有力。口渇冷飲。腹部上部緊張。頭部と背部に疏肝解鬱・清熱解毒の鍼を週3回する。半年ほどで視力回復し、半身不随も消失。腫瘍も1.5センチに縮小した。以降3年後に会うが腫瘍は拡大せず元気に仕事をしている。

※症例は、当院の鍼灸を受診されて同じような経過をたどることを保証するものではありません。症状・病気の程度、生活習慣や体質の違いで効果は異なることがあります。施術を受けられる際の参考としてご覧ください。

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