秋とかぜの鍼灸・漢方(4) | | ブログ 東洋医学と気象歳時記

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秋とかぜの鍼灸・漢方(4)

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秋の七草・萩の花

〇風湿タイプのかぜ

今年9月の長雨のような高湿度の時期にかぜをひくと軟便または下痢、倦怠感、むくみ、小便不利などが出やすくなります。また元々胃腸の弱い人もこのような症状が出やすいです。この場合は漢方では葛根湯、防己黄耆湯、五苓散などを用います。湿度が高い時に発病しやすいことと下痢・嘔吐・浮腫など水に関わる症状がでることで、風湿タイプと表現していますが、風寒タイプに含まれます。鍼灸では脾胃(胃腸や水分代謝の働き)に関係する経穴を加えて施術をします。

〇温病・陽明病タイプのかぜ

発熱して悪寒がなくかえって悪熱(あつがる)があり、口渇・冷飲がある場合は『傷寒論』でいう陽明病、温病でいう気分証です。臨床的には夏に多く、小さな子供さんによく見られます。漢方では白虎湯などを用います。鍼では足の陽明経から熱をとります。悪寒がある場合は、この治療では悪化しますので注意が必要です。六経弁証が正しくできる必要があります。

〇少陽病のかぜ

またかぜを引いてしばらくすると、胃の障害や体力低下をおこすことがあります。食欲不振、ムカムカ、倦怠感、熱くなったり寒くなったりの症状があり、この状態を少陽病(しょうようびょう)といいます。この場合は、上記の治療(風寒、風湿タイプ)では効果がなく、漢方では小柴胡湯あたりの薬を、鍼灸では手足の少陽経のツボなどを使います。ストレスが多い人や、風邪が長引いた時、子供がかぜをひくとこの状態になりやすいです。

※漢方薬は「中医臨床のための方剤学」神戸中医学研究会編著を参照。

※漢方薬は、薬剤師・医師の指導のもと服用してください。

【続く】

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