うつ症状、認知症、パニック、不安神経症、強迫性障害

■強迫性障害(強迫神経症)・不安神経症 30代女性:子供の頃より家の戸締りで鍵をかけたかどうかなど何度も確認することがあった。この数カ月、それが程度がひどい状態がでてきて困っている。戸締りの確認・ガス止めたかどうかなど何度も確認しないといけなくなる。
症状の改善を求めて来院された。
症状、脈、舌、ツボの状態から、東洋医学での腎虚であると考え、足の腎の補うツボに鍼をする。治療ごとの症状は改善されていき、10回ほどで症状がかなり軽くなった。疲れると症状がすこし出てくるので、そのたびに1・2回鍼施術をして予防をしています。

■うつ症状・不眠:60代女性1年半前より不眠になり次第にやる気がなくなって1日寝てばかりになる。心療内科を受診・服薬するが改善せず入院となるが症状は不変。主治医からの紹介で当院を受診する。身体をみると脈は力なく,胃腸のツボが弱っていた。これは体力低下から精神状態に影響したものと考え、体力・免疫を強くする鍼を行った。足のツボに鍼灸を週1-2回を3ヶ月程継続したところ不眠も改善し動けるようになり退院して家事もできるようになった。以降、再発予防で時々来院している。

■認知症と歩行困難:80代女性半年前より歩行ができなくなり,車いすでの移動になる。同時に認知症状が悪化して会話がなかなか通じなくなり,来院される。漢方では腎虚のつよい状態と筋肉の弱りと考え,手の経穴に鍼をし,足に灸を行う。週に一度の鍼灸を半年ほど継続して認知症状は大きく改善し,会話が普通にできるようになる。また腰痛は軽減し脚力もついて,短時間なら単独歩行ができるようになった。

■パニック障害,不安神経症,心臓神経症:60代男性 仕事が大変忙しい状況が続き,ある日激しい動悸,息切れ,つよい倦怠感で仕事ができなくなる。一種のパニック障害と不安神経症と思われる。ストレスをとる鍼を初め継続し,パニック障害はだいぶよくなったが,安静時および動作時の動悸と不安感がとれないので,基礎体力の低下と考え,足に体力を増強する鍼を行うことで10回ほどで症状は大きく改善し,一日仕事をしても症状が出なくなる。このように不安神経の背景にはストレスの他に体力低下が大きく関与していることが多い。鍼灸はストレスをとるだけでなく基礎体力をつよくする働きもあります。

■強迫性障害(強迫神経症),不安神経症:20代女性。子供の頃より心配性で何度もカギを確認するなどしていた。結婚してから症状が悪化し,家を出るのに戸締り火元が心配で15分くらいかかるようになる。同時につよい漠然とした不安感がおこってくる。身体をみると漢方でいう腎虚の状態で,腎虚を改善するつぼに鍼を行った。5回ほどで症状はかなり落ち着き,以降2週間に一度程度継続して鍼をしている。

■ADHD=注意欠陥障害 2症例

①20代男性 幼少期より落ち着きがなかった。就職後、自動販売機に製品を入れる際に間違ったり、赤信号と思ってもブレーキが踏めなくて自損事故をおこしていた。初診時の症状はいらいらする、精神が不安定、考えがまとまらない。紅舌・脈弦滑・全体に右上に気が偏在してる。頭部に鍼を一カ所20分置鍼。以後同じ鍼を継続。5回目位より気分が落ち着き、考えがまとまるようになる。1週間に2回施術して3ヶ月後、主治医にて検査するとADHDはよくなっていると言われた。現在も2週間に1度治療しているが症状は安定している。

②20代男性 仕事で見落としが多い。仕事中に上司と会話していてまったく違うことに意識がいってしまう。26歳でADHDと診断。ステラテラを処方されるがすこし改善する程度。上に気の偏在がつよくみられる。頭部に1本鍼をする。初回より書状の改善がみられ、気分が落ち着くという。10回ほどで大きく症状は改善し、仕事に集中できるようになる。以後、たまに来院するが症状の再発はない。ADHDは右側頭葉の異常興奮がみられるが原因は不明とされて、有効な療法が現在存在しない。この疾患には正しく診断し選穴した鍼が非常に有効と思われる。ADHDは成人では適切な薬がないので鍼で症状が短期間で大きく改善されることは患者への大きな福音となると思います。

西宮・橋本鍼灸院トップページ

更新日:

Copyright© 西宮市の鍼灸 橋本鍼灸院 | 少数鍼・小児ハリ・打鍼 , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.